<転載> 2004 スコットランド記 ⑧インヴァネスにて、ミステイクな出来事、3つ【その3】(3日目)
2017年 06月 24日
初めて来た街の1日目は、たいてい勝手がわからず右往左往するもんです。
2日目でようやく慣れ、
3日目はあたかも地元民のように歩く。
というわけで、どんな街でも3日滞在するのがいいと思います。
旅行じゃあ、そんな悠長なスケジュール、なかなか立てれないけどね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以下、転載
雲行きが怪しくなってきたと思ったら、あっという間に雨粒が落ちてくる。
やっぱりスコットランド。
折りたたみ傘を取り出すが、傘でも追いつかないくらいの雨が降り出す。
もう慣れた道順をてくてく歩き、どしゃぶりの雨の中、遠くにクラウンホテルが見えてくる。
空は暗転、辺りは灰色一色の風景だ。
明かりの漏れる扉を開けると、バックパッカー4人組がなにやら立ち話をしていた。
この人達も泊まり客か〜。
ちょっと会釈をして、かたわらを通り過ぎる。
私の部屋は3階。階段を上がり、部屋の前に立つ。
バックから鍵を出し、ノブに突き刺す。
れれ?? 入るけど、回らない。
おかしいな〜。なんで開かないんだ?
しばらくガチャガチャとやり、その後、呆然とたたずむ。それから、くるりと向きを変え、荷物を抱えて静かに階段を下り出す。
2階のくつろぎルームのインテリアが出て行ったときとなんか違っていたな〜。
部屋が逆方向だったな〜。
1階に下りてくると、さきほどの4人組がまだおしゃべりをしていた。
私がにこっと笑って、
「えへ、家を間違えました」
と言うなり、旅行客がどっと笑う。(もちろん好意的な)
にこにこお辞儀をしながら、ドアに直行。
戸外に出て、雨曇りの中に立つゲストハウスの表札を確かめる。
「CROWN GUEST HOUSE」
は、となりの垣根に立っていた。
つ、疲れた……。
似たようなゲストハウスが立ち並ぶ通り。
建物が互いに鏡に映したような造りをしていて、確かに間違えても無理はないけど、あんまりしないよな……誰も。
そのあとの記憶はない。
あまり遅くない時間だったけど、さっさとシャワーを浴びて、寝たんじゃないかな〜。
3つ目の出来事でした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載終わり
あ、これは間違えるわ。
うん、仕方がない。
by mao-chii
| 2017-06-24 12:03
| 旅の話
|
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