旅ってもんは、いい思い出も微妙な思い出もひっくるめて、最終的には “まあ、よかったよかった” になります。年月が経てば経つほど。

ただ、わたし的には “よかったよかった” でも、
相手的にはどうでしょう~なケースも……中にはあるよーな^^;


そう言えば、
2度目のアイルランド旅行では、チップを一切払っていません。

値段にサービス料が含まれているって、本に書いてあったもの。人にも聞いたしね。
チップの習慣がない国から行くと、これほど面倒なことはありません。「場の空気」と「円滑な金額の度合い」に毎回悩みます。

ま、思いっきり「場の空気」を壊したんですけどね、今回。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以下、転載






2つ目の事件は夕食の時に起こった。

その日の夕食はタンドリーチキン。
あらかじめ目をつけておいたお店に開店時間と同時に入店。
インド系の店員さんがスマイルと共に現れ、注文をとる。
えーと、タンドリーチキン。食べたことないけど、響きがおいしそう。
「からいよ?大丈夫?」と言われるが、
「OK!」
飲み物とライスをつけて、13£と安くはないが、ま、たまにはいいか、とちょっと気分良く頼む。
窓辺からネス川が一望できる。夕暮れとはいっても明るい空にたまにカモメのような鳥が舞う。
そう言えば海が近いのかな? 道を歩いていても海鳥が空を飛んでいたな……。

手押し車(←どう言うの?)に乗って料理がやってくる。
チキンとライス、飲み物が並べられ、やはりスマイルと共に去っていく。
味は……う〜ん、まあまあ。
感動するほどおいしいわけではないし、あのアイルランドめしのように一生語るに値するほどのマズさもない。
確かに辛いけど、でも辛くておいしい〜てな味ではない。
1回食べるだけでいいかー、と淡々と食事をとり、料理が空っぽになる頃、再びスマイル店員がやってきて、デザートを薦める。

薦められたら、つい食べたくなるんだよね〜。
チョコレートアイスを頼むが、やってきたのは、カチコチに固まったアイス。
しかももろ既製品。日本でアイスコーナーに売ってそうな、やっぱり150円程度で売っていそうなシンプルかつ丸いチョコレートアイス。
それが、2.5£なんてボッタくりじゃないのか。
かなりガッカリしたが、しょうがないとスプーンでつつく。
が、音が出そうなほど固い。しばらくつつき、なお切り込みを入れようとするが、完璧な丸みはヒビひとつ入らない。

「あの〜。このアイス固すぎなんですけど」
「?」

スプーンでつついて、「Very hard.I can’t eat.」と何度かくり返す。
カタカタアイスが引っ込み、再び現れたとき、姿はドロドロアイスに変貌していた。
ああ、レンジを通ってきたのね。。。(脱力)
アイスの内部はまだちょうどよい固さを保っていたので、かろうじてアイスではあったが。

結局15£余りとチップを払い、とりあえずにこやかに礼を言って店を出る。
しかし階段を下りるときになって、はっとする。


ヤバイ!
1£紙幣と10£紙幣を間違えた!


15£のメシに10£のチップを払ったことになる!
一瞬、もうほっとこうかと考える。
でも、おしい。10£は大金じゃ!!
旅の恥はかきすてを実践すべく、早急に駆け戻り、
先ほどの店員にチップを間違えたとスマイルをつけて謝る。


チップのおつりをもらう人間なんているのか?


は知らないが、店員からはスマイルは消え、私はひたすら謝辞。
スマン。本当にゴメンなさい。
もうこの店には来れないよ〜。(普通に来れないだろうが)

赤面状態、慌てて通りにでると、なにやら曇り空。
空模様が怪しい。
しょぼしょぼと帰路につく私だった。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載終わり



川の流れのように~♪
と、ふいにあの歌が聞こえてきた。

そう、すべては終わったことですな。


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# by mao-chii | 2017-06-23 00:06 | 旅の話 | Comments(0)
今回のエピソードは、1度「アイルランド式Ⅱ」の旅行記で載っけています。
流れのままに再掲です。

前回は、“バスの通路をゲロまみれにしなくてよかった”
今回は、“みつかって、本当によかった”

あとから考えると、マジ幸運だったよー、という記録です。


インヴァネスの街を歩いていたときに撮ったもの。
何の気なしにシャッターを切ったので、端のほうに写っている方達をびっくりさせてしまいました。
いやはや、ごめんなさい。


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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以下、転載






旅行者の基本。
見知らぬ町では、まず最初にツーリストインフォメーションに行く。

インヴァネスでの宿泊先「クラウン」ゲストハウスに荷物を置くと、颯爽と飛び出したんだけど。

ところで、ちょっと寄り道。
このゲストハウスに行くには、道なりに続く階段を登らなくてはならず、最初、階段に座り込んでいる2人組みの少年達と目が合う。派手に音をたてるトランクを引きずりながら通り過ぎ、なんとかようやく登りきると、再び彼らとバッタリ。(わざわざ階段を登らなくても別の道があると後で判明)見るからに外国人、見るからに旅行者な私に勇気を振り絞って話しかけてくれた。
「どこ行くの? 荷物持とうか?」
と言ったのだろうけど、単語まではわからない。でも、そんなことはどうでもいいの。

……その気持ちがうれしいです、はい。

「ホテルはすぐそこです。ありがとう」
スコットランドの人はみんな親切、とエディンバラの教会の人も言ってました。マミコさんも言ってました。

本当だあ〜。

いいエピソード、忘れないうちに文字化。……よし。


ツーリストインフォメーション(以下、T.Info.)ですることはまず情報収集。バスツアーがあったらいいな〜と探していたら、ネス湖ツアーがあり。もちろんはなっから参加目的で探していたから、あって当然、なかったら困る。
やっぱり観光地というだけあって、ネス湖系だけで、何種類がある。とりあえず、写真が鮮明で、大手っぽいところのパンフを手にとる。

Jacobite Cruises(ジャコバイト クルーズ)

一番繁盛してそうなツアー。よし、これにしよう、とあっさり決める。
それもフルコースなツアーを選んだので、19.5£と、結構高い。
(地球の歩き方には16.5£とあるので、3£値上げか。さすが観光地)

銀灰髪のややじいちゃんな受け付けの人にツアーの申し込みをしたあと、フロアー内をぶらぶら。あ、インターネットあるじゃん、と座り込み、適当にクリック。そのあとパンフレットやお土産物を物色。それなりに時間が経ったところで外に出る。



インヴァネスの中心街を抜け、ずっと行ってみたかったキルトセンターに行く。仕立ても出来る店で、大量のキルト生地が所狭しと並べてある。ふふ、バックはないかな? と見てみるが、店員にあっさりないと言われる。がっかり……。しょうがないので二番手のみやげ、マフラーを買い込む。それから外に出て、再び中心街に向かう。手元の「地球の歩き方」を眺めつつ、お店を探索。あ〜あ、民芸品売っている店つぶれてるよー。それから、それから、それから……。

うろうろするのにもいいかげん疲れた頃、ふと気づく。
発見したといってもいい。


あれ、カメラは? カメラないじゃんっ!!!


一挙に真っ青。
落とした? そんな! 今までの写真がパア?
ていうか、ここ外国だよ。そんなお約束みたいなこと起こっていいの?

数分後、あるいは数秒後、私のえらいところは外国ではかえって肝がすわるというところ。

自分の今日1日の順路を思い返して、一番カメラがありそうなところを決める。

……ツーリストインフォメーションだ!!!(場的に略さないでおく)


猛然と駆け戻り、受け付けのややじいちゃんのところに飛んでいく。
が、ややじいちゃん(初老と言えよ)を前に、
「カメラを置き忘れた」ってどう言ったっけ?
「置き忘れる」って単語なんだっけ?
中学生レベルの単語すら出てこず、ただ、「カメラ」「カメラ」とジェスチャーを交えて繰り返すアホ異邦人。

いや〜、最初ものすごく訝しげに見られましたね〜。
そのうち、「カメラ忘れた?」とわかってくれて、大きくうなづく私。
しかし、その次の質問が、
「What kind of camera do you have?」

へ? 普通のカメラだけど?
すぐメーカーのことだとわかる。でも、

メーカーなんか知らない。私、……値札でしか買わない。


ますます、怪訝な顔をされる。外国人はメーカーで買うのが当たり前。
でも、でも、一般日本人は手ごろな値段であれば、お店の人がすすめるお墨付き品、まるで昼食ランチのような物の買い方をするんだよっ。

CANON? FUJI?
店の人が挙げていってくれるメーカー名に首を振る。
日本のメーカー挙げてくれなくていいよ。聞いたことのないメーカーだったような。だからよけいわからないんだよ。
しどろもどろの私。
ついに、となりの女性に奥にいくように指示。
再び現れた女性が手に持っていたもの――
そして、銀灰色の口ひげがおもむろに動く。


「PENTAX」
「そう、それです!!! MY カメラ!!!」(←もはやこの辺は日本語)


つたない英語とおじぎで何度も礼を言う。
「あのいすに置き忘れていたよ」と指さす受付ややじいちゃん。うん、そうだと思った。
本当にありがとうございます。ややじいちゃん。(くどいようだが、そうとしか表現できないため)
みつかるなんて。こんな短時間でみつかるなんて。
忘れないよ、PENTAX。
今度からメーカー名も記憶に残しておくよ。


と、華麗にファンファーレが鳴ったところで、1つ目の事件は終了。







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載終わり



カメラ音痴、ここに極まれり。
「PENTAX」も日本のメーカーだったんだよね(あとで知ったが)。


「クラウン」ゲストハウスの部屋の内部。
イギリス圏はB&Bやゲストハウスが豊富で助かる^^


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# by mao-chii | 2017-06-21 23:25 | 旅の話 | Comments(0)
エディンバラ城だけで、エディンバラ観光が終了したかのようですが、これでもちょこちょこ見学しています。

聖ジャイルズ大聖堂とか、エディンバラ博物館とか。



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忠犬ワンコ、ボビーの像を撮り損ねたのがあんまりなんで、せめてもの記録に撮ったもの。
あっ、よく見ると、じいちゃんとワンコのツーショットが。


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ちなみに、写真の日にちは日本時間なので、これからずれていきます。
エディンバラで出会った学生さんの話は後述させてください^^


というわけで、あっという間にエディンバラ編<完>
ここからは、インヴァネス編です。

名としては有名ではないですが、
インヴァネスは、ネス湖のそばの、海に面した街です。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以下、転載





エディンバラからインヴァネスまで約4時間。
エディンバラの真北、ハイランドに向かう交通路はレンタカーを除き、列車とバスがあります。

列車の走る線路沿いの風景は、ヨーロッパでも屈指の美しさ。
ハイランド、その響きに違わず、北方の透明な空と海。
彼方にまで続く丘陵のなだらかな線。
ときにそれを覆い尽くすほどの森。
広葉樹、針葉樹群のコントラスト。
反り上がる断崖。


らしいですね〜。
ヨーロッパ鉄道の5本の指に入る絶景、とものの本に書いてありました。

まあ、私はバスで行ったんですけどね。


定額払って乗り放題の方が安いし、運行本数と都市同士のリンクが列車より便利、という普通の理由です。


で、どうなったかと言うと、以下のとおり。

朝っぱらからバスステーションに向かい、バス番号と手元のチケットを3往復ほど眺め回して確認、確実に乗り込む。
途中、パースで乗り換える。
ここまではまだ記憶がある。
さらにその先のピトロッホリーまではかろうじて覚えている。
何を、って窓の外の風景です。(←内陸部を走るため、比較的普通の風景。)

微妙にマズイなあ〜と思ってきたのは、パース過ぎてから。
お隣に座っている若くて、かわいい女の子の存在は忘れていく。
無論、その向こうの窓なんぞ構ってはいられない。

ヤバクね?
この場合、寝たほうがいいの?
ちょっとだけ寝てみる。
さりげなく、時計を見てみる。
全然進んでない。まだ1時間30分。
残りの時間もつか、否か。

酔い止め飲んどけばよかった、と至極当然な事を呪うがごとく反芻しますが、そのうちどうでもよくなります。
……思考そのものができなくなるからね。


そもそも長距離バスのくせに、なんで庶民的なバスステーションで止まるんだ? 1回走り出したら当分止まらないから、長距離の利点があるんじゃないの? なんでこの人はさっき乗って、もうさっさと降りていくの? どーみてもお使い気味の地元の人が利用してるよ。ついでにバスがステーションでなくても止まっている気がする。あ、なんかガキまで乗ってきた。おのれらはわざわざ長距離バスを利用するんじゃなくて、地元をぽこぽこ走るバスに乗らんかい! って、そんなバスがあるかどうかは知らないけど。


いつの間にか、バスん中はいっぱい。
そこにひときわ印象的なおばば様が登場。
年齢は70代? 80代?
小ぶりの眼鏡をかけ、くたびれたスカーフで頬かむり。
衣服を何枚も重ね着した、よくある典型的なばあちゃんルック。
婆でもガタイは結構あり、バスの通路に無理やりはめ込まれる形となる。
さらにというか、やはりというか、
足腰が非常に悪いらしく、杖ひとつが頼りで、なめくじのようにのったりと、足取りもおぼつかなく進む。
1人で行動していること自体が奇跡。

そんなばあちゃんを視界の隅に置きながら、私は精神統一、一点集中。
トイレだ、トイレに行くぞ、
と決意をかためつつあった。
(長距離のため、バスの後方にトイレが付いているんですね)

人が多くなった分、トイレは結構使用中。
しかも、今ここって時に行かなくてはいけない。
チラ、と後ろを見ると、2人ほど待ちがありそう。
よし、あの人達が済んだら、行くぞ。
それまで、身体凝固。(アストロン風)


そして、
そして、
つーいーにトイレが空く。
よし、行くぞ、と腰を上げようとしたとたん、
ええ、このオチはもうわかっていると思いますが、


あのおばばが、むっくりと動き出す。



座るにも苦労する人が、


立ち上がるにも労力を使う人が、


歩くのにも明らかに介護が必要な人が、

  

今この時というまさにその時、






トイレに向かったのでした。















数分後、トイレに飛び込む私。5秒ともたず、ゲロ吐き。
ゲストハウスの美人オーナーがせっかく手作りしてくれた朝食が、すべて下水となって流れていきました。

でも、10秒で片がつくくらいの見事な吐きっぷりだったよ。
さわやかな気分でトイレを出た私をじろじろ見る最後尾座席の乗客。
ゲロ吐き音は丸聞こえだったでしょうね。

しかもバス乗客唯一の東洋人。

いいじゃん、別に。

地獄から天国とはこういうことを言う。
あとはインヴァネスまでの短い道程を満ち足りた気持ちで寝て過ごしましたとさ。




結論:内外入り混じる、すさまじい攻防戦だったバス移動。

注)内……吐くか、吐かぬかの心身攻防
   外……おばば






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載終わり



思い返せば、中学の修学旅行も、高校の修学旅行も、吐きました。
そうして、このインヴァネス行きのバスの体験で、ついに学んだんです。
バス乗るときは、酔い止め! 絶対、酔い止め!!

以降、吐いていません。

酔い止め、万歳。





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# by mao-chii | 2017-06-20 23:39 | 旅の話 | Comments(0)
エディンバラ城から見たニュータウンです。
18世紀以降の区画整理された街並みです。それでも十分古く感じます。


「世界むかし話集 イギリス編」の中に「詩人トマスの話」という昔話があります。
トマスが妖精の女王に連れられて妖精の国に行く話ですが、そこで彼は女王から予言の力をもらうのです。
彼の予言は今に伝わっていますが、その内のひとつにこうあります。

三つの町のうちで一番大きくて美しいのは
前にはヨーク
今はロンドン
やがてはエジンバラ

はたしていつ実現するのでしょうか、と昔話は締めくくられます。


エディンバラは2004年時でも十分美しかったですが、とりあえず現在はまだ、ロンドンのターンでしょうか^^



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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以下、転載






唐突ですが、私は遺跡が好きです。
それも紀元前ぐらいの古い遺跡が好きかも。アイルランドに行ったのも遺跡巡りをしたかったからだし。

外国にはあまり行っていませんが、私の行ってみたいなあ〜と思う所は共通点があります。

・島であること
・暑くないところ(寒すぎるのはNG)
・人間の歴史があるところ(雄大な大自然だけでは興味なし)
・遺跡があるところ
・できたら僻地

行く場所が限られてきますがな。

ともかく、遺跡好きの私は城も守備範囲でした。
エディンバラ城を筆頭にスコットランドの城をいくつか訪れましたが、
結果的に思うことは、城らしい城だったな、ということです。

防砦としての城。
街を見下ろす丘に重厚に佇む姿は、はっきり言ってカッコいい!と
日本に帰って観光用写真を眺めながら思いました。

えーとですね。
前ふりが長いので、おわかりと思いますが、エディンバラ城編

あんまり覚えてない。

城内だけで見るところがいっぱいあって、……記憶がとんじゃってる。
確かにスゴー、なるほどー、と最初は興味深々に見ていました。
まあ、あそこは見たっけ? いやまだだっけ? あー、なんか面倒になってきた、ゆうか、雨降ってる? お腹減ったな〜、という感情だけは、そりゃもうリアルに覚えていますとも。

というわけにはいかないので、記憶に残っている場面をいくつか。



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その1 スクーンの石

代々の王が台座として王冠を受けた聖なる石。
本来はこの城に置かれるものではないけど、紆余曲折の末(イングランドにかっぱらわれてウン百年、つい最近返還)、ここに落ち着いているとのこと。いわゆるスコットランドの魂のようなもの。
日本で言えば、三種の神器。
そんなご大層な代物が、

どこの馬の骨だかわからない観光客が自由に観覧。

いいのか。それで。しかもいっしょに戴冠用宝具(剣とか宝冠ね)も並べられている。
ありがたいのか、ありがたくないのか。
特に石!
こんな流れ見学では、大きな漬物石にしか見えなかった。

でも、スクーンの石。宿命の石。かつての在りし日をイメージしてみたりする。




その2 スコットランド戦没者記念堂

空気が違う。
天井がやたら高い。
ひときわ明るく、ひときわ静まりかえった空間。記憶では白亜の壁で取り囲まれてたような。教会とは違う厳粛さ。
なんか土足で入っていいんだよね〜、ジーパンでもいいんだよね〜と、一瞬躊躇したけど。

建物の中はシンプルで、内壁に沿って丁寧に製本された戦没者名簿が置かれている。
(これまた誰でも閲覧可能。一般人の名前も有り。)

そしてメインは中央、豪華で重量感たっぷりの柩。もちろん、この記念堂のシンボルだ。
国のために命を捧げた人々の魂が宿る所。
ゆっくりとひと回りした後、天井を見上げる。

驚いた。
はるか頭上にミカエルだが、ラファエルだが知らないけど、天使が舞い降りてこようとしている。

見事な彫刻。けれど、私がびっくりしたのは天使そのものより、その垂直性。

だって、あまりにも90度すぎて首が痛い。
しかもそこに癒しというより、剣で貫かれそうな屹立した存在が見下ろしている。
これがキリスト教の威厳であり、神聖さ。
私にはものすごく違和感があった。

カッコいいけど……なじめない。なじめないけど……

今でも印象に残っている。あの感覚はちょっとすごいね。うん。





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その3 カフェ

日本帰国後に読んだスコットランド本によると、
「城は最大のゴーストスポット。城内のカフェも出ると有名」
……
……
……
へー、あのカフェが?
城内のカフェってあれよな。
あれしかないよな。
あのカフェが、

パン屋で150円ほどで売っていそうなタルトケーキが500円で売っていたあのカフェ が、

幽霊スポットお!?

こんなんが500円だったら、日本のごく当たり前に並んでいる芸術の域に達したケーキはいったいいくらになるんだ?

と、毒づいたことしか記憶にない。パン屋のタルトが異様に高いカフェ。使うお金とお腹の満腹度が比例しない。

まあ、当の本人がうろうろと幽霊のように食べ物を眺めてまわったけどね。会計はいづこやと徘徊したので、見るに見かねたお客さんがわざわざ教えてくれましたわ。

城、おしまい。
なんか、ちゃんと観光しろよ、と言いたくなる記憶だな〜。(しみじみ)






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載終わり




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スコットランドの男性の正装、キルト。そして、バクパイプ。

スコットランド旅行のあとだったかな?
地元のデパートの“スコットランドフェア”で、スコットランドの方(キルト着用済み)によるバクパイプ演奏があったんだけれど、屋内で演奏するもんじゃないね。
バクパイプの音は外で聴くに限る!






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# by mao-chii | 2017-06-19 23:26 | 旅の話 | Comments(0)
オールドタウンというのは、建物も道路も石造りで、頑丈で見上げるような高層の建築物が立ち並んでいます。北にあるニュータウンが18世紀以降の街であることに対して、こちらはそれ以前の古い建物がひしめいています。
岩山に建つエディンバラ城に向かって、主要通りであるロイヤルマイルがゆるやかに上がっています。




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「Camera Ofscura」って、なんぞや。
古い古いって書きながら、写真のゴシック文字がやたら目立つので調べてみたら、観光スポットじゃありませんか。
ラテン語で「暗い部屋」という意味の、150年ほど前に作られたアトラクションらしいです。
……そう。
そこにも行けなかったのね……。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 以下、転載





城で時間を使いすぎたわっ。

朝一で行ったのに2時頃までかかったよ。
だって、なかなか開かないんだもの。

並んでるぞー、
並んでるぞー、
並んでるぞー、
と、世界各国の観光客がぼかすか増えていき、列が蛇行しまくってる状況下に、ようやく開いたチケット売り場は1つ。
1つかいっ。残り9(←もちろんキリのいい数値にしただけで、実際窓口は9個もない)のチケット売り場はいつ使うんじゃっ。

こんなふうに、朝っぱらから心の中でつっこんでいました。お客様を待たしてはいけないわ、という感覚は日本人のものなのね。
……まあ、いいわ。

スコットランド2日目の思い出と言えば、前日一転超曇り空と時間無さ過ぎ。
こればかりは大失敗。丸1日あればいろいろ見れるかな、とスケジュールを決めたけど、「い」も見れなかった。
それくらい、見所がある。なのに、
ただで見れるおもしろそうな博物館も、ただで見れるいい絵がいっぱいありそうな美術館も1個も見れなかったんだよ〜。

城のせいで。



スコットランドの首都のシンボルに対してこれ以上言うのは申し訳ないからこのぐらいにしておくけど、入場料高すぎ。

実は城にしても足早に見てしまって、ゆっくり見れなかったんだよね。
すべての文句は自分の采配ミスにあります。
エディンバラは最低2日。理想は3日要る。
皆様、お気をつけください。

さあ、気を取り直して、思い出すぞ。
今回から時系列は無視。
そう言えば、チケット売り場はだいぶん経って、もう1つ開きました。
そのあとは知らんけど。

MYエディンバラのお話。

まず、最初にボビーから。
「え、あんな目の前に見える所にバスで行ったの?」
と、後にマミコさん(偶然にも同じゲストハウスに泊まっていた、若くてかわいい学生さん ※後述)に言われてしまうように、城に行くためにわざわざ観光用バスに乗った私。定額払えば、1日中乗り放題。もちろん当然もとを取るつもりだったけど、……言わずもがな。

1つ目のバス停でさっそうと降り、エディンバラ城に向かって、てくてく歩く。が、方向音痴の基本で反対方向に行ってしまう。
少し広めの交差路に出たところで、なにやら意味ありげなワン公の像が。

(このワンちゃんは何?)

じろじろ見ている内に2、3人の観光客がやってきて、像といっしょに写真をとっている。

(有名なの?)

英語の碑文(?)を読むが、立派なワン公としか書いていない。
具体的に何をした犬なの?
しばらく像の周りをぐるぐる回ったあと、ま、いいや、城に行こう。

数時間後に、しまったぁーと悔やむことになります。

城の土産もの屋にも、道中の土産もの屋にも大量の絵本あり、ぬいぐるみあり。彼の名はボビー。
そこで、はたと思い出す。
日本のテレビで以前見たことのある忠犬の話。レポーターの女の子がイギリスにも日本と同じような話があるのですよ、とわざわざ現地取材までして紹介をしていた話。

イギリス版忠犬ハチ公。

って、スコットランドって言えよ。わかんなかったじゃないか。
以下、「地球の歩き方」抜粋。

主人の死後、墓を14年間にもわたって通いつづけ、エディンバラ市民の感動を誘ったスカイテリア犬。

ちなみに気づかなかったが、私の立っていた前の建物が教会。

はあ〜。せっかく方向違いでたどり着いたのに、とりあえず写真におさめておきたかったよ〜。テレビ、結構おもしろかったのに。

微妙なショックを抱えたまま城巡り。
観光地巡りなんて、いかにスポットを押さえたかで満足度が決まるのに、最初で頓挫。いや、ある意味押さえてはいるけど。

バイバイ、ボビー。

今考えたら、城を見終わったあとにも行けばよかったんだけど、
本通りを外れたら迷うかも? 5時に間に合わないかも、という心配から、足を向けなかったんだよね。
ホントにたいした距離じゃないのに、判断誤ってばかりの2日目。

帰国後、スコットランド関係の本を読んだら、そのボビーの主人の墓のある教会は結構なオカルトスポットでもあるらしい。
……いろんな意味でもったいない。

エディンバラの旧市街は至る所で幽霊話に事欠かない。
事前の下調べを全くしていない自分。そりゃ、ゴーストツアーがあるのは知っていたけどさ。

そうだよ。城よりゴーストストーリー追えばよかったじゃん。
グラスマーケットも歩きたかった。
イングランドが切り裂きジャックなら、こちらはこちらでお話があるのに。
城め。

……もちろん、城にもゴーストはいるらしいが。そこにいなくて何処にいるって?

次回、城編。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載終わり




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こういう路地には、むしろ雨に濡れる曇り空が似合うね。






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# by mao-chii | 2017-06-18 19:22 | 旅の話 | Comments(0)

年々、いろいろ、雑記帳


by まおちぃ
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